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美女と野獣
2010/10/17(Sun)
 高校時代の友人の希望により、劇団四季のミュージカル『美女と野獣』(ディズニー準拠)を観て来ました。1年近くぶりだったので、会った途端「髪切ったの!?」と驚かれました。そういえば高校以来ずっと長かったかもしれない(驚かれるほど以前と現在の長さが違うとも思わないんですけどね)

 私、『美女と野獣』のストーリーや主な登場人物は知っていますが、ディズニーアニメはちゃんと観ていません。テレビでちらりと見たことがある程度の知識です。
 以上を承知のうえで、今日のある方は感想をどうぞ(ネタバレ注意)

 えー、すみません。まず不満から(ファンの方々には、初見で細部を観ていないせいだとご笑覧いただければと思います)

 この物語って「野獣とベルが徐々に心を通わせて想い合うようになっていく」ところがキモだと思うんです。それなのに、二人が「徐々に」恋に落ちていく過程がどうも見えませんでした。1幕のベルは一見横暴な野獣に反発したままで(召使とはすぐ親しくなるのに)、ベルに親切にしようとする野獣が健気というよりコメディに見えてしまう。
 そんなハラハラ気分で1幕を観ていたので、2幕冒頭はびっくり&ほっとしました。狼に襲われたベルを助けるために傷ついた野獣を城に連れて戻って手当てするシーン。手痛い治療をしながらベルが「ありがとう」と素直にお礼を言う。これでやっと二人がスタート地点に立てるんですよね。「野獣の外見」に抱いていた(野獣の)劣等感と(ベルの)恐怖を乗り越えて、相手の内面をちゃんと見て関係を築くようになる。
 ただ、そこからの展開は早すぎたような。上演時間の関係上仕方ないことは十分承知の上ですが、図書室イベントだけで恋愛フラグ立つなんて。乙女ゲーなら好感度不足確実です(笑)。1幕から「どことなく気になっていた」二人ならわかるけど、1幕で野獣に反発しまくりだった「あの」ベルではなあ(野獣は1幕でも親切にしようとしていたからギリギリ許容範囲)。アニメ映画の雪庭シーンのように、もう1つ2つ、恋愛イベント入れてくれたら、互いへの好意が芽生え育っていく様子が見えたと思うのに。非常にもったいない気がします。

 ま、好き勝手言っていますが、二人のディナーからの関係は好きです。野獣とベルのダンスは映画同様綺麗でした。そして、ベルを好きだからこそ帰らせてあげる野獣が切ない。呪いより、自分の思いより、ベルのことが大切な野獣。「彼女を愛したんですね」というポット夫人の静かな言葉がとても重たかった。ああ、野獣、おまえはええ男や(ほろり)
 ベルを自由にしてあげて、元気をなくし(人間に戻る(=ベル以外の誰かを愛する)気力もなくし)、ガストンの襲撃にろくに反撃しない野獣が切ない。だまされてガストンを助けちゃうし、重傷を負っても「この方が良かった」とか言っちゃうし。ベルの姿を見られただけで満足しちゃうなんて、どんだけ一途で無欲なんだ。
 野獣が王子様に戻るシーンは(効果バリバリでちょっと笑えたのは置いておいて)、美男子に戻ってよかった。突然現れた人間をいぶかしんでいたベルが王子をじっと見つめて「あなたなのね」と喜びにあふれた表情で言うシーンは本当に素晴らしいと思います。みんなもとの姿に戻り、お父さんと野獣も和解できて、「ハッピーエンド」。あたたかい気持ちで終わることができました。
 ブラボー。

 キャラクターとしては野獣が一番好き(野獣verも人間verも)。コッグスワースは拡声器片手にノリノリで城内案内してるシーンが大好きで、ルミエールはショーアクターとして魅力的でした。ベルもただの美人でなく知的なところが好きです。
 ミュージカルナンバーとしては、1幕は「ガストン」と「ビー アワ ゲスト」、2幕は「何かが変わった」と「美女と野獣」が好き。1幕のはどちらもはショーとしての見せ方が素晴らしい。後者はストーリーとの絡みで好き。ただ、後者はどちらも召使ズが歌っているんですよね。できればベルと野獣だけのデュエットナンバーが欲しかったです。残念。
 舞台はセットも衣装も豪華で、効果が派手でした。蝋燭が自由自在に点火・消火したり、シャンパン美術が花火(火花?)を噴き出すなんて。さすがブロードウェイ。
 時計(コッグスワース)とか蝋燭(ルミエール)とかポット(夫人)とかは、うまくモノと人が融合したデザインだったと思います。1幕と2幕でモノ化が進行している細かい演出も好きでした。

 最後に「ベル」という名前がフランス語の「美しい人」由来だと、パンフレットを読んではじめて知りました(「鈴」って意味の英語かと・汗)。原作はフランス文学(民話?)ですよね(ディズニー版とだいぶ違いますが、こちらも素敵な話だと思います)
 ブロードウェイのアメリカくささと、フランスのノーブルな雰囲気のミックス加減も面白かったですよ。

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