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彩雲国物語
2011/07/31(Sun)
 職場の後輩から借りて、10日ほどで『彩雲国物語』シリーズ全冊読破しました。平日は深夜まで、土曜の夜~日曜の昼まで読むという、なかなか健康を害する生活でした(特に食事と睡眠)
 一気に読んでしまいたくなる力のあるシリーズだったと思います。細部をとりこぼしているので不明点もチラホラあるのですが、主人公の前向き無鉄砲な性格がいろんな人の考えや道筋を少しずつ変えていき、あのエンディングになったんだろうなあと素直に納得できました(ややベタだけど・微笑)。面白かったです。

 ただ、最近「ちゃんとした」小説・物語文ばかり読んでいたせいか、ティーンズ小説の読み方を忘れていたようです。「どこまで“期待”していいのか」わからなくて(苦笑)。文章力はそれなりにあるけど、ストーリテリングや多様なキャラクター像より、設定の作りこみが好きなんだろうな、という印象を受けました。
 あと「○○(人物名)は後世△△と言われ、……な活躍を~」みたいな文章がちらほら出てくるのですが、それらの文があったせいで、後半の「シリーズ全体を通したストーリーの波乱万丈」でちっともハラハラドキドキできませんでした。「この人物は後世『……な活躍』をするってことは、(現時点ではまだその功績をあげていないから)今回のトラブルは乗り越えていくんでしょう」と考えちゃって。「後世の歴史家評」って印象的な表現かもしれないけど、先の展開を暴露しちゃうことになる(=先の展開がわかっていても感動させる筆力が求められる)から難しいんですよね。

 かつて1巻だけ読んだとき「逆ハーレム小説」かと思っていたところを、後輩が「主人公の恋愛より官吏としてのお話が面白いんですよ」と言うので借りたのですが、本当にそうでした。自分が意識的・無意識に権力を行使していたことに気づき、身ひとつで男社会に切り込んでのしあがろうとする姿がとっても痛快。がんばれ主人公。
 逆に主人公恋物語は、イマイチ感動できなかった。私が主上をそこまで好きになれなかったせいもあるのでしょうが(大きな子犬に見えて・ゴメン)。黎深様とか悠舜さんとか雪那さんのカポーの方が微笑ましく読めました。

 そして、最後にどうしても一言叫びたい。
 なぜ「ジュンイク」の名前を、漢字そのままで、その人物に使うのか! と。
 三国志(演義)で私が最も愛する登場人物が、パッとしない州牧2番手なんて(さめざめ)。曹操のところの尚書令(悠舜さんレベルの人)なのに。
 本編と全然関係ないところですが、どうしても叫びたかったので。あーすっきりした(笑)

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