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見るたびに泣く作品
2007/07/05(Thu)
 本日も『レ・ミゼラブル』を見てきたのですが、今日も泣いてました。
 この作品だけは、ダメなんですよ。毎回あちこちで泣けてしまう。どうしてこんなにも弱いのか自分でも不思議なくらいです。
 なんでだろう……何かトラウマでもあるのか?(笑)


 以下は、ネタバレ感想を含みます。

 今年は2回見たのですが、泣いた場面が大体同じでしたので、それら(+α)を考察してみたいと思います。


●ヴァルジャンの独白
 ジャン・バルジャンがミリエル司祭さまのご慈悲に触れて、自らの罪を知り、生まれ変わることを決意する場面ですな。
 ……まあ、ここで泣くのはわかる。「罪と許し」は私の最も弱いテーマのひとつだ。

●ファンティーヌの死
 2005年の観劇中もこの場面でよく泣いてたけど、今年もやっぱり泣けるので、その理由を冷静に考えてみた結果、ファンテイーヌのバルジャンへの「神がつかわした人」の一言で泣けるのだとわかりました。
 ジャン・バルジャン(マドレーヌ市長)もファンティーヌも惨めで苦しい人生を歩んできています。それが、ファンティーヌは、人生の終焉の直前になって、はじめて信頼に値する人を見つけた喜びをかみしめている。また、ジャン・バルジャンは、改心した人生を歩もうとしている中で、間違いを犯してしまった(ファンティーヌの不当解雇をとめられなかった)。その過ちへの後悔を、彼女の心からの信頼を寄せた一言で許されるわけです。工場の人たちのように「ただ感謝される」のではなく、「犯した罪が許される」ことが、見てて嬉しいのかなーと。
 原作では、この場面の看護婦(修道女さん?)とジャベールのやりとりも泣けましたね。自らの信念にそむいて、犯罪者@バルジャンのためにうそをついてくださるんですから(涙)

●エポニーヌの使い走り
 20周年記念パンフで島田歌穂さんが「今一番好きな歌・台詞」でこの場面の「こんなもんよ 私の恋 笑っちゃうわね ホント」をあげてたけど、その意見わかります。ここで自らの境遇、想いの行き場のなさを痛いほど自覚して、自虐的に笑うのに、それでもマリウスのために尽くしてしまうところがエポニーヌのいじらしくて可愛いところだと思うから。

●ワンデイモア
 泣ける、というのとは違いますね。純粋に好きな曲。それぞれの立場と思いが歌い上げられて綺麗なハーモニーになるところがたまりません。

●恵みの雨
 以前「雨=銃弾」という解釈をネットで見かけたときも泣けたけど(どうも原語がそうらしい)、今年は違う解釈でのぞんでいます。ずばり「雨=マリウスの涙」。「雨(マリウスの涙)が花を咲かせる(エポの心を幸せにしてくれる)」と思いながら見ると、もう、徹頭徹尾泣けます(ちなみに現キャストの中で『恵みの雨』が特に上手と噂なのは坂本真綾です。よろこべ、Tくん)
 マリウスは、決して自分を愛してはいない男性だけど、その彼が自分を抱きしめて、自分を思って泣いてくれている。それは、このうえなく幸せなことだろうと思います。周囲がどう思おうとも、幸せを胸に抱いて逝けるエポニーヌに幸あれ。

●彼を帰して
 この歌は断然山口さんバルジャン。あれだけ綺麗に高音で歌える男性役者は貴重です。
 演技は、ジャン・バルジャンでもマリウスでもなく、アンジョルラスに感動してしまいました。市民が来ると信じて待っていた学生リーダーの、夜明けまでの心情の変化が丁寧に演じられていて泣けました。アンジョルラスってカッコイイ役だよなあ、やっぱり。

●最後の戦い(ガブローシュの死~学生全滅)
 ガブローシュのお歌の変更は「『1・2・3』がイノキに聞こえる」という感想を見てしまったがために、一度目は噴き出してしまったのですが(……)、二度目はガブローシュくんの熱演もあって素直に泣けました。あんな幼子がなぜ死ななきゃならんのだろうね、本当に。
 みんなが死んでいくところは、今年になってから泣けるようになりました。役者(アンサンブル)はメンバーチェンジしたので不慣れな人が多いのですが、自分が名もない学生一人一人に気を配る余裕ができてきたのかもしれませんね。
 蜂起を呼びかけた市民に見捨てられ、幼いガブローシュを死なせてしまい、マリウスが撃たれたのを見たアンジョルラスが、武器も持たずにバリケードを駆け上がり、蜂起の象徴である赤い旗を振り回し、政府軍に撃たれてバリケードのむこうに倒れていく……のですが、アンジョルラスの最期の美しさにようやく気づきました。最初に見たときはヤケになって旗振り回して亡くなるのかと思いました(若さゆえの無謀?)。でも、今回、知ってしまったんです。倒れたマリウスを介抱しようとして、反応がないのを悟ったアンジョルラスは、そばにいた(学生仲間で一番非協力的だった)グランテールにふわっと微笑んで、それからバリケードを駆け上がっていくことを。もう、その笑顔に泣かされた……!
 この笑顔があるから、アンジョルラスの「死のう」が無謀ではなく信念に基づいたものになり、非協力的だったグランテールをバリケードの上に立たせるのか、と。素敵な笑顔をありがとう、アンジョルラス。

●エピローグ(バルジャンの死)
 ここは泣いても仕方ないでしょう。自分で自分に泣くこと許してます。
 銀の燭台も、ファンティーヌのお迎えも、コゼットとバルジャンのお別れも、ファンティーヌとエポニーヌとともに旅立つところも、ラストの未来への大合唱も、全てが素晴らしい。特に「誰かを愛することは神様のお側にいることだ」の一言はいまだにダメです。3時間のミュージカルの中で一番泣くシーンです。


◎おまけ ~今回のヒットキャラクター as アンジョルラス(岸さん)~

 今日、H列(前から8列目)で見たとき、岸さん@アンジョルラス(以下アンジョ)の演技にやられました。もともと現役アンジョ役者の中ではずっと一番好きだったのですが(演技と声が好き)、表情が見えるところで、彼の演技をずーっと追ってたらいろいろ発見がありました(今まではアンジョよりマリウスに注目して舞台を見てた、という事情もある・苦笑)
 1幕なら民衆の歌のときが好きですね。2幕は多くて、まず『恵みの雨』の後。エポニーヌの死にがっくりと座り込んでるマリウスの肩を抱く姿にぐっときました(藤岡くんマリウスね。私の贔屓@泉見マリウスの演技に対しては多分肩を抱かないでしょう)。最初の攻撃で撃たれた仲間におおいかぶさって銃弾から守ろうとする姿もよかった。『ドリンク・ウィズ・ミー』でグランテールと無言でじーっと見つめあってる姿もよかった。
 上でも書いてますが『彼を帰して』も良かった。バリケードの上から見張りを兼ねて下を見下ろしてるのだけど、はじめは微動だにしなかったのが、後半になると、まず右側を見てじーっとたたずみ、次にゆっくり左側に視線を動かしてじっとたたずむ。そして、蜂起の象徴である真紅の旗をそっと握り締め、じっとかみしめる。そして、民衆の来ないまま夜明けを迎える……という。期待が絶望に変わっていく変化、夜が更け明けていく時間の変化、そして変わらない自らの信念。そういうものを、たたずまいだけで表しているんだなあ、と。参りました。
 アンジョの最期の微笑はアンジョルラスの中でも岸さんと東山さん限定みたいですが(そして東山さんの微笑みはまだ見てない、と思う)、あれはぐっときますね。全滅した後の動かなくなったアンジョルラス&ガブローシュを見たときは泣けて仕方ありませんでした。
 アンジョルラスの魅力を改めて知ることができました(多謝)

 ただ、私、アンジョルラス役としては大好きなのですが、それ以外では、岸さんのことよく知らないんですよね(苦笑)。戦隊モノ(カーレンジャー?)のレッドやってるとか、声優さんもやってるとか聞きますが(石田彰氏と仲が良いらしい?)、どうも見た覚えがなくて。
 今年の世界名作劇場『少女コゼット』でもアンジョルラスやってると聞き、動画でちょろっと見たましたが、いまいちピンとこなかった。台詞が少なかったせいでしょうか。それとも本人の顔じゃなかったせいでしょうか(私は本人顔でもいいんだけどなー・笑)
 アニメでもABCカフェのメンバーにはがんばってほしいです。そして、バリケードで散るときは、アニメでも、ぜひアンジョルラスには微笑ませてあげてほしいと思います。
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